自宅にいながら鎮痛薬で痛みを抑え
身体と心の苦痛をやわらげ「生活の質」を向上させる医療
僕の診療のポリシーは「患者本人が好きなように」、
「本人が望むこと」を全力でサポートすることです。
患者さんの笑顔を引き出すことが、僕のケアの中心です。
退院して家に帰ったら 〝身体にいいこと〟より
〝心にいいこと〟を優先して考えましょう。
旅行も、お酒も、ゴルフもみんなOKです。
その治療で患者さんが幸福になっているか、がすべてです。
患者さんの望みをすべて叶えちゃいましょう!
緩和ケアを受けることで、がんの患者さんたちが
お酒を飲んだり、ゴルフをしながら自分の人生を満喫できる、
素晴らしいなと思いましたね。
映画の中で、「がんはお別れができる病気である」ことが
描かれていて、僕もがんに対する認識をあらためて
いかなければいけないんじゃないかな、と感じました。
映画をご覧いただいたみなさんが「在宅緩和ケア」を
ご自分の人生の選択肢に加えていただけるか?
僕はこれがこの映画の大きなテーマだと思いました。
がんで悩む現代人には勇気が出る映画です。
ある年齢になったら観ておいた方が良いと思いますよ。
緩和ケアの実態、私もこの映画で初めて知りました。
がんになっても痛くない、なんてすごいですよね。
患者さんたちの元気な笑顔にびっくりしました。
日本人の2人に1人は、がんという時代になりました。
パンデミックも、また、いつ起こるか分かりません。
本作は人々の終末期のドキュメンタリーですが
悲しい映画ではありません。
見ると不思議な希望が湧いてきます。
そして、この映画は他人ごとではなく、
みんなで一緒に見て、どう思う?と話し合うには
いいきっかけになる作品だと思います
映画のシーンに合わせて、オリジナル伴奏音楽がつくられた。
ハワイアンミュージックの第一人者である山内雄喜さんを中心に、ピアニスト 相澤 洋正さん、ゆいさんのコラボレーションで、繊細でスイートなヒーリングミュージックが誕生した。
録音は、伝統ある音響ハウスで収録された。
この映画は、「病院の医療」を否定して
「在宅緩和ケアを勧める映画」ではありません。
「病院医療」以外の「在宅緩和ケアという選択肢」があることを
知っていただくための映画です。
こうした情報を知って初めて私たちは自分事として、
「病院」か「在宅」かの選択を冷静に判断できるようになるのでは
ないでしょうか。
「在宅緩和ケアという選択肢」を
5つの家族を通してリアルにお伝えする。
この一点だけでも本作を作った社会的な意義があると思います。
この映画は「涙を誘う闘病映画」や「悲しい終活映画」の
対極にある映画だと思っています。
歩くこと。
笑うこと。
生きているということ。
何気ない日常の輝きを、患者の目線で
再体験していただければうれしいです。
オオタヴィン
キャステイング:木暮 こずえ
整音:音響ハウス 中田 仁
アニメーション:萬田 翠
配給:新日本映画社 宣伝:高木 真寿美
ポスターデザイン:大寿美 トモエ
編集・撮影協力:目黒 秀綺
ホームページ制作:ゴーゴーデザイン
まほろばスタジオ広報
長谷川 悦子 三浦 喜美子 八幡 名子
2025年/日本/85分/カラー/16:9 ©まほろばスタジオ
たくさんのご支援ありがとうございました。
自主上映開始時期は、全国の劇場公開が
すべて終了後となります。
2025年冬頃の予定です。
開始時期が決定しましたら
メール送信いたします。
それまで会場の予約などお控えください。
オオタヴィン監督の映画は、毎作、著名な俳優のナレーターや
メジャーなエンディング音楽を使用します。
映像に合わせてオリジナルで映画音楽を作曲・演奏・録音しています。
劇場公開するための配給会社、宣伝会社への支払い、印刷費なども、
まほろばスタジオが全額支払います。
映画のコンセプトを自由に表現するために、
まほろばスタジオは企業や行政からの協賛金を使いません。
クラウドファンディング支援金と自主上映上映費用のみで
毎回映画を制作しています。
『ハッピー☆エンド』は製薬会社のスポンサーが多い地上波テレビでは
放送できない内容となっています。
今回のクラウドファンディングは、
4,432,222円 137名様 からのご支援となりました。
佐藤浩市さん、室井滋さんのナレーション契約料、
ウルフルズ『笑えればV』エンディング曲契約料金、
スタジオ使用料、オリジナル音楽制作費などの制作費と、
配給人件費、印刷費など劇場公開に伴う諸経費に全額使用しました。
多くのご支援、感謝申し上げます。
家の居間で安心して眠るように、母は逝きました。
彼女がずっと願っていたように、日常から切り離されることなく、
子や孫に見守られながら・・・。
それは、温かく静謐な時間でした。
選ぶことはできませんが、
生きてきたように終える支度なら
できるかもしれない。
この映画は、
どのように私たちが「生きたいか」を
問いかけてくれます。
自分らしく住み慣れた家、
家族と過ごしながら笑いの絶えない時間。
生き生きと生きる。
萬田先生と出会えた人達の笑顔は
なんて素敵なんだろう。
クオリティ•オブ•ライフで迎える「死」。
萬田先生、素敵です。
日本ではあまり知られていない在宅緩和ケア。
日本人の多くは、
なんとなく「最期は病院で死ぬのだろう」と思っています。
私も夫のがんが進行し、夫に「俺、自宅で死にたい」と
言われる頃まで知りませんでした。
諦めなくていいこと、
こういう選択があることを
知ってほしいと思います。
まさにハッピーエンド!
人生の最後はこうありたいと心から思った。
私は亡き母に胃ろうを作ったので苦しめたかもしれない。
父とはこの映画をお手本にして、
最後までお互いが笑顔でいられる看取りをしようと決めた。
こんなふうに観た人みんなが、
自分の大切な人を
より大切にしようと思える映画だ。
子どもたちを描いてきたオオタヴィン監督が、
一転、「老い」と「死」というテーマに取り組んだ!?
だが、実はこれは転身でも何でもない。
日本を支配する「教育システム」や
「食のシステム」に挑んできたヴィンさんが、
今度は、「医療システム」というもう一つの怪物に立ち向かう。
今回も、頼りになるのは、限りない愛の力だけ。
心優しき登場人物たちに出会ってほしい。
それは、あなたが愛する人々、
そしてあなた自身の姿だ。
「末期がんでも、ゴルフできる、旅行できる」
この幸せを映像で見せている!ここが最大の見所です。
萬田先生の治療シーンはどの家族も笑顔です。笑ってます。
末期がんのはずなのに…。
先生はおやじギャグ!で、ご家族を笑顔にして帰ってゆくのです。
ここでは暗いイメージの「末期医療」という言葉は不適切。
この映画が見せてくれるのは、
「亡くなる前日まで明るく元気に」という願いは
夢でなく実現できる!という希望です。
私が、教師としてずっと軸にしてきたことも、
まさに「死生観」で、道徳でも、圧倒的に重点を置いていたのが
「命の授業」でした。
まさに死をハッピーエンドにするために、
私達が心の軸に置いておくべき理念であり、
それはそのまま教育者が持つべき大切な哲学だと思ってやってきました。
萬田先生の人間性の素晴らしさが本当に、
ほんとうにストレートに描かれていて、
患者さん達の笑顔と合わせて、
ハッピー☆エンドそのものを感じられました。
登場する人達の表情の素晴らしさ、美しさは、
ヴィン監督の作品全てに通じるところですが、今回のテーマを思うと、
そこが更に際立って、鑑賞している私達の心を打ってくれたと思います。
これほどしっくりくる題材はないだろうと
大いに納得できる作品でした。
20年の医師人生で一番の衝撃でした!」
僕はこの映画を見終えて、
オオタ・ヴィン監督にそう伝えた。
「生き方」は常に「逝き方」であり、だから人生は活き活きする。
日本人の多くが忘れてしまったこの価値観を取り戻す、
そしてそこに医療が寄り添うと、
人生は最後まで輝いたまま終焉を迎える事ができる。
医療は必要以上のことは決して介入せず、
最後の時間をご本人とご家族に返していく。
そんな素晴らしい世界を、この映画に登場する患者さんたちと
萬田先生は僕達にしっかりと伝えてくれてた。
いま、僕達はその世界を知ってしまった。
これをどうやって作っていくのか、あとは僕達が考えて行動するだけだ。
老人介護の世界でもよく知られている
萬田先生のドキュメンタリー映画がようやくできた。
第一印象は、先生の声。
いい声だ。
相手にちゃんと伝わる声。
その相手は、余命を宣告された患者やその家族なのだ。
生活の場での、日常的な生き方としての死のために、
萬田先生の声は希望ですらある。
介護職こそ、この映画をみるべきだ!
幸せとは、生きるとは。
自宅で看取った母を思いながら鑑賞しました。
遺される側は、エゴで「治し、生かすこと」を重視し
介護をするとなれば「私が頑張らなきゃ」と
勝手な自己犠牲に走ることもしばしば。
でも萬田先生の言葉を聞くと、死ぬってそんな怖いことじゃないし、
介護だって頑張りすぎる必要はない。
どうすればいいか、
そんな対話のきっかけになる映画だと感じました。
人間的暖かさとユーモアあふれる萬田医師と
人生の終末期を迎えた5つのご家族との触れ合い、
たいへん心打たれました。
看取ったご家族も様々な思いを持ちながらも、
満足感を漂わせた表情に、
観ている私たちも癒された気がいたします。
誰もが平等に迎える「死」。
それはいつやってくるのか。
病気か事故か。自分はどれくらいの余生が残されているのか。
そんな恐怖を乗り越えさせてくれた
幸せそうな笑顔に救われた時間でした。
在宅緩和ケアで最後まで自分らしく、
穏やかな死を選ばれた患者の皆様の姿が、
羨ましくて、涙、涙でした。
応援歌をいただいた気持ちです。